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映画「十三人の刺客」、公開直後のOSシネマズミント神戸の毎月恒例お一日サービスデイで観てきました!感想をアップするのが大幅に遅れてますがスタートダッシュで意気込んで観に行っただけあって「十三人の刺客」の感想はチャンバラ好きには堪らなく面白い映画でした!贅沢なキャストは言うまでもありませんし、大人数での長時間に亘る殺陣シーンも勿論凄かったけど、何が凄かったってSMAP(スマップ)稲垣吾郎!SMAP×SMAPでは「十三人の刺客」をパロディ化した企画にガチャピンや鬼奴が斬られに出演してましたが、スマスマの人気企画、「本当にあった恋の話」の怖い女、怖い男シリーズでもその片鱗を醸し出していた吾郎ちゃん、この「十三人の刺客」ではなぶり殺しにされて当たり前!な極悪人を怪演してました。

十三人の刺客 通常版 [DVD]
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「十三人の刺客」という物語、映画作品としては工藤栄一監督作品のリメイクで役所広司が演じた島田新左衛門をオリジナル版では片岡千恵蔵が、山田孝之が演じていた島田新六郎を若かりし頃の目も眩むぐらいの美男子だった里見浩太朗が演じているのをスカパー!の時代劇専門チャンネルだったかで見たことがあるのだけど、約半世紀も前の作品とは思えないぐらいの迫力があって、今回の三池監督作品と比べても古臭さを感じない印象だった。そのチャンバラの古典的作品を三池崇史監督が滅多斬りにして血まみれにしたら平成版「「十三人の刺客」になったみたいな・・・

「十三人の刺客」のあらすじは・・・弘化元年、明石藩江戸家老間宮図書(内野聖陽)が、筆頭老中土井利位(平幹二朗)邸の門前で明石藩主松平斉韶(SMAP稲垣吾郎)の暴政に抗議の訴状と共に自決する。斉韶の異常性格と暴虐ぶりがこの事件によって幕閣の知るところとなるが、将軍徳川家慶の弟である斉韶を幕閣は容易に処罰できない。しかも事情を知らない将軍が斉韶を老中に抜擢する意向を示したことから、老中土井利位は暴君斉韶の暗殺を企てる。

利位は予てから信任を置いていた御目付役旗本島田新左衛門(役所広司)に斉韶暗殺を命じる。が、暗殺と言う姑息な手段で?老中にて裁きを下し将軍を説くべきだと正論を立てるも、斉韶の前回の参勤交代の折、尾張領、木曽上松陣屋にて尾張藩士、牧野靭負(松本幸四郎)の息子・妥女(斉藤工)の嫁、千世(谷村美月)を手込めにし、千世を探しに来た妥女をメッタ刺しに惨殺し、千代も自害させられるも斉韶には何のお咎めもなしという理不尽極まりない仕打ちをされた牧野靭負と引き合わされ事情を聞く。身震いがするほどの憎悪感がスクリーンから伝わってくる。

もっとエグいんが、斉韶(SMAP稲垣吾郎)が通りすがりに立ち寄った山村の娘が両手、両足を切り落とされ慰み者にされた挙句、飽きたからという理由で山中に捨て置かれた。その娘に引きあわされた新左衛門は「親兄弟は?」と娘に問うと娘は筆を咥え、半紙に血の涙を流しながら「みなごろし」と書き上げた!そんな娘を前に新左衛門はガタガタ震えながら笑いが込み上げてくるの。え?何で笑うの?と思い気や、パンフレットにその時の演技について初代ダイワマン役所広司は「切羽詰ると人間って笑っちゃう・・・

それに加えて震えている自分に対してのおかしさや利位に対しての照れ、斉韶への怒り」などのゴチャゴチャ出て来る感情の表現らしかった。で、ダイワマン新左衛門は暗殺部隊を編成するため腕に覚えのある者を集めるのに奔走。御徒目付組頭の倉永左平太(松方弘樹)、御徒目付・日置八十吉(高岡蒼甫)、御徒目付・大竹茂助(六角精児)、御小人目付・堀井弥八(近藤公園)、御小人目付・樋口源内(石垣佑磨)、足軽の石塚利平(波岡一喜)、島田家居候の剣豪浪人・平山九十郎(伊原剛志)、平山の門弟・小倉庄次郎(窪田正孝)、倉永配下の三橋軍次郎(セクスィー部長こと沢村一樹)、浪人で槍の名手・佐原平蔵(古田新太)、そして侍として生きる道を見出せないで放蕩三昧な新左衛門の甥の新六郎(山田孝之)、十一人が新左衛門の元に集まった。

新左衛門は参勤交代で江戸からの帰国途上の斉韶一行を中山道落合宿で待ち構え、襲撃する作戦を立てる。一方、SMAP吾郎斉韶のもとには新左衛門のかつての同門(同じ道場の旧友)の鬼頭半兵衛(市村正親)が総勢300人超の家臣団で斉韶を守り帰国の準備にかかる。同じ道場の競い合った仲の新左衛門と半兵衛。手の内、闘いっぷり、用意周到で抜け目がない、お互いの力量を承知し合う二人。一人は泰平の世で侍として生きる意味を求めている刺客サイド。方やろくでなしの主君ながら忠義のために命を賭す斉韶の家臣サイド。

時代的にあともう少し遅かったら・・・歴史にIFはご法度、でも時代の波が20年ぐらい早くに押し寄せていたら?将軍家の値打ち自体がなくなり出す頃に突入して、そんなやいこしい藩主、ナンボの将軍家血統でも幕府サイドから刺客が出されても可笑しくない時代やんね?だけど、この「十三人の刺客」の弘化元年当時では、まだまだ幕府の威光も強く、将軍家の腹違いの弟(斉韶)ともなれば何でもアリ!傍若無人でもねぇ~オメオメと暗殺される訳には行かず、それこそ死守せよの幕末寸前!おっと!あらすじから逸れてもた。

で~ここから、集めた刺客十二人と必殺の策を練るんですが新左衛門の肝は既に決まってるねんね。ほぉ~って全員が納得する策をパンフレットそのまんま丸写しさせてもらうと・・・参勤交代で江戸からの帰国の道中、斉韶一行は木曽を通る。木曽は北が天領、南は尾張領。尾張領を通らせないよう、前述した息子夫婦を斉韶に殺された牧野靭負(松本幸四郎)に力添えを頼み、尾張中納言の名を借りて明石藩の尾張領内通行お断り!のふれを出してもらう。尾張領が通れなければ木曽の県境でSMAP吾郎斉韶を守る家臣団は立ち往生!

斉韶のこと、むざむざ引き返すことはせず、尾張領のみを避ける方策を考える筈!が、そうすると尾張領木曽と尾張本領の間にある苗木藩が問題に!ここまで沿道の諸藩に挨拶を済ませてきたものが、小藩である苗木藩を抜いて逃げれば天下の物笑いに!面子に拘るSMAP吾郎斉韶が意地を張って苗木藩のある中津川へ来るとすれば、道は2本!どちらにしても落合宿は通らざるを得ない!そこでぇ~落合宿に備えを作り、斉韶一行を迎え討つ!というのがダイワマン新左衛門の策。

で、新左衛門は三橋(セクスィー部長こと沢村一樹)に堀井(近藤公園)を伴ない一足先に落合宿へ向かわせ、一宿丸ごと買い取ってしまうよう命じる。倉永(松方弘樹)に石塚(波岡一喜)を連れ、尾張の牧野への助力を頼みに向かわせる。新左衛門は残った八人と斉韶一行より前に出るために馬を走らせるが途中で鬼頭(市村正親)が雇った浪人たちに襲われる。大したことはなかったものの危険を回避するため街道を行かず山に入ることに。が、迷ってしまい立ち往生しているところ大木に吊るされた男を発見!

その男、木賀小弥太(伊勢谷友介)といい山の者の頭の女ウバシ(吹石一恵)に手を出し、仲間から離れてしまったらしい。もう仲間の許には戻れないということで十三人目の刺客に加えられ、山道を案内し一行は街道に戻る。落合宿では三橋(沢村一樹))と堀井(近藤公園)の指示で着々と工事が進められ、空中の回廊のような通路が落合宿の建物の上に張り巡らされていく。一方、斉韶一行は案の定、尾張領で牧野靭負(松本幸四郎)通行お断り!と拒否られ、鬼頭(市村正親)は新左衛門の策と察知!苗木藩には立ち寄らずに先へ向かおうとするもSMAP吾郎斉韶にゴテられる。

その頃、新左衛門率いる刺客たちは待てど暮らせど一向に姿を見せない斉韶一行にシビレを切らせていたが・・・遅れて現われた斉韶一行は手勢を呼び寄せ軍勢は300人に膨れ上がって到着した。どちらも後には引けない・・・迫ってくる斉韶一行を眼下に新左衛門は両手両足を切り落とされ慰み者にされた女が血の涙を流し筆を銜えて書き上げた「みなごろし」の半紙を掲げ、「天命あって集いし我ら十三人!命を捨て大事を為す時が来た!各々方、覚悟はよいな!?」と促し、「小細工はこれまでだ!斬って斬って斬りまくれ!」と壮絶な戦いの火蓋が切って落とされる。

ここから公開前のPRどおり、約50分間の殺陣シーン!三池組の団体戦闘シーン経験済みの「クローズZERO」「クローズZERO2」参加者、山田孝之、高岡蒼甫、波岡一喜も刀や弓、槍を振り回しもっての野袴、わらじでしょ?タダの殴り合いより大変やったと思う。この映画「十三人の刺客」の見どころがノンストップ50分間の殺陣シーンやねんけど、肝心な解説が上手いこと出来ひん!(開き直り)そらぁ~も~瞬きするのも憚れるぐらいの凄まじさ?映画館で観るスクリーンサイズでのチャンバラは高倉健さんの「四十七人の刺客」以来、15年振りぐらいやねんけど・・・

呆気に取られるぐらい新左衛門率いる刺客軍団も格好ええし、一方のSMAP吾郎斉韶を守って付き従ってる家臣団(光石研と阿部進之助)もまた必死の形相で格好えぇのよ!侍を嫌い舐めてる小弥太(伊勢谷友介)は刀を使わず手ぬぐいに石を仕込みブンブン振り回して敵の頭をかち割って行くのね。逆にどんなにやられても、刀が突き刺さっても死なへんのよ!一応、倒れるねんけどね(笑)ま、こんな凄い血糊の量使った映画見たことないんちゃうか?っていうぐらい、バッサバッサ斬っては血が噴出し、飛び散り、返り血を浴びて人がバタバタ、ゴロンゴロン倒れ、転がっていくの!

実際、十三人の刺客VS300人の明石藩家臣団やん?1人平均23人は絶対に倒さんとあかんねんけど・・・一人斬っただけでも刀に脂まいて斬れへんようになると思うねんけど、イチイチ懐紙で拭いてられへんし・・・っていう見る側のちょっとした疑問に答えるかのように、刀が至るところに刺さっててダメになったらさっさと捨てて次の刀を抜いて斬る!みたいな(凄)いやぁ~やっぱりチャンバラって好きぃ~(LOVE)あんまりの格好良さにうっとりしたわ!っていうぐらいのかぶりつき50分のチャンバラを堪能させてもらいました。因みに原作映画は13対53騎の殺陣シーンだったそうです。

でぇラスト、SMAP吾郎斉韶と鬼頭(市村正親)だけになって、ホウホウの体で宿場町を出ようとしたその先にダイワマン新左衛門と新六郎(山田孝之)が待ってんのよ!新左衛門と鬼頭が対峙。「我が殿の御命、それほど欲しいか?」という鬼頭。「欲しい!」と叫ぶ新左衛門。刀を交えた結果、鬼頭は首を刎ねられ、フラフラになった新左衛門を斉韶が刀で刺す。その感触を楽しむかのようにニチャ~っと微笑むSMAP吾郎斉韶の顔がエグイ!新左衛門も最後の力を振り絞り斉韶を斬り倒し、首を刎ねて息を引き取ってしまう。

最後に生き残った新六郎(山田孝之)はふらふらぁ~っと大勢の敵味方の侍の亡骸を呆然と眺めつつ歩き出し・・・新六郎の後をとぼとぼと追う男、死なへんかった小弥太(伊勢谷友介)が追い、これからどないすんねんな会話。小弥太は原因はどうあれこんな事に命を懸ける侍なんてナンセンス!と思ってる。何の志か?生きてナンボやろ!って思ってる小弥太に対し、侍としての生き様云々で腐ってた自分が馬鹿らしくなった新六郎は山の女ウバシ(吹石一恵)と二役の芸妓お艶の許へ帰ぇ~ろっと!と歩き出して終わり。

三池崇史監督の映画ですからね、綿密に計算された策謀や完璧に息が合い、見どころにもなった殺陣シーンやセットも凄かったんですが、落合宿の庄屋・三州屋徳兵衛(岸部一徳)が刺客たちのために食べて寝るところは勿論、女の都合もしてくれるのね、が小弥太(伊勢谷友介)以外の刺客たちは遠慮してんけど、小弥太は断るどころか女が潰れるぐらい楽しんだ挙句、相手をする女がいなくなり徳兵衛(岸部一徳)を相手にするというシーンとかもあって流石!三池監督の遊び心が伺えました。

あと、牧野采女の嫁・千代役の谷村美月!眉毛なし、鉄漿でSMAP吾郎斉韶に髪の毛引っ掴まれて引き摺られるシーンを熱演してました!何か凄い女優さんになるかも?なぐらい迫力のシーンでした。あとはホンマにSMAP吾郎ちゃんの残忍な薄笑いが夢に出てきそうなぐらいのインパクトです!特に斎藤工演じる牧野采女が嫁を手篭めにされたところへ乗り込んで来て逆にSMAP吾郎斉韶に切り刻まれてるシーン。流石にエグ過ぎて画に出来なかったやろけど、吾郎ちゃんのニチャ~っとした薄笑いで残酷なシーンを想像してしまったぐらいです!

ま、泰平の世といっても真剣を帯びている武士が生きた時代ですからね、私達の時代から見ればかなり血生臭い時代ですよ。が、そんな時代の彼らにとっても泰平の世というのは戦国時代と違って人を殺めたり、斬ったりしたことがない侍ばっかりだったのでしょう。平山の門弟・小倉庄次郎(窪田正孝)が峠道で襲われた際に初めて人を斬り殺した時の動揺のし方が印象的でした。兎に角、時代劇というのはお金が掛かる映画だと思いますが、これからもどんどん「十三人の刺客」に継ぐ時代劇をたっぷりの資金をかけて製作して欲しい!小姓役にジャニーズ大量使いならきっと元は取れるから!


十三人の刺客 オリジナル・サウンドトラック

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