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映画「桜田門外の変」を見て来ました!前回の時代劇映画「十三人の刺客」からちょっと遅れましたが、12月に入って時代劇付いたのか?同じ日に映画「武士の家計簿」も見に行ったので、夢にまで出てきそうな感じ(笑)しかもコレだけじゃなく、映画「最後の忠臣蔵」も行くつもり!「サムライ・シネマ プレゼントキャンペーン」に応募するつもりなん?なぐらいの勢いが付いてるのは、もうすぐ討ち入りの日(赤穂浪士の)やからもあるねんけど、やっぱりチャンバラ、時代劇が好き!

桜田門外ノ変【DVD】
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でぇ~映画「桜田門外の変」のあらすじは・・・歴史上超有名な「桜田門外の変」という幕末に起こった事件を実行犯サイドの水戸藩士関鉄之助(大沢たかお)の視点から描いた映画で、冒頭に井伊直弼(伊武雅刀)の暗殺、襲撃シーンをこれでもかというぐらいたっぷりと見せてくれ、フラッシュバックでペリーが来航し、世情がてんやわんやの大騒ぎになるとこらへんまで回想される。嘉永六年(1853)幕府から攘夷魂に燃える水戸藩主、徳川斉昭(北大路欣也)が海防参与に登用されるところまで時を戻し・・・

関鉄之助(大沢たかお)ら水戸藩士たちも血気盛んに攘夷論に傾く中、日米和親条約が締結される。その頃、十三代将軍家定の将軍継嗣問題で、紀州の徳川慶福を擁して南紀派の井伊直弼(伊武雅刀)に対して、水戸斉昭(北大路欣也)は息子の一橋慶喜を擁して一橋派で揉めてたっていうか、お互いに何やねん!と牽制し合ってた。そうこうしていた矢先、井伊直弼(伊武雅刀)が大老となって、日米修好通商条約を独断で調印し、尚且つ将軍も紀州慶福を第十四代将軍徳川家茂としてしもたっていう経緯を描きつつ・・・

天皇へのお伺いも立てずに開港してしまった不甲斐ない幕府に対しての苦言と将軍継嗣問題の嫌事を訴えに越前藩主、松平春嶽(池内博之)らとおしかけ登場(江戸城無断登城)におよび直弼に詰め寄った。が、逆に江戸屋敷にて謹慎を命じられた挙句幕府の中枢からも排除される目に遭う斉昭(北大路欣也)。その後間もなくして孝明天皇から戊午の密勅が幕府を通さず水戸藩に直接届けらる。内容は「何なん?あの諸外国の船は?鬱陶しいから討ち払ってよ!」というもんで、幕府は蔑ろにされた云々で届いた勅書を渡せ!と騒ぎ出し、幕府VS水戸藩みたいな雰囲気に・・・

直弼(伊武雅刀)は激怒し、斉昭(北大路欣也)を水戸での永蟄居に処し、安政五年(1858)世にいう安政の大獄がはじまる。こういう経緯があってということが結構きちんと描かれ、遂には「天下国家のため井伊を斬る!」と(柄本明)「桜田門外の変」に至ったということやけど、井伊直弼襲撃後、直前、その後と「桜田門外の変」を軸に現在と過去が交互?ランダムに交差して描かれてるからボヤっとしとったら、「えっ?」になるぐらい関鉄之助(大沢たかお)の回想と史実のフラッシュバックの中をうろちょろさせられます(汗)

「桜田門外の変」のその後は悲惨なもので、水戸藩に迷惑が及ぶのを回避するため、決行前に各自脱藩はしていたのは言うまでもなく、当の水戸藩では斉昭(北大路欣也)自身が「そらちゃうやろ!ナンボ幕府でも弓を引いたらあかん!」って、襲撃に参加した浪士は勿論のこと、関与したとされる者までが捕らえられ、手配される羽目に。各自路頭に迷うが如く逃亡を始めた浪士たち。当てにしてた薩摩藩の1000人挙兵は親幕派の島津久光に阻止され頓挫。同士を募った際、積極的であった鳥取藩でさえもことの成り行きに動揺を示し、鉄之助(大沢たかお)からのSOSを拒む。

そもそも井伊直弼を襲撃するという計画を立案した金子孫次郎(柄本明)と高橋多一郎(生瀬勝久)は斉昭(北大路欣也)に目通りし、我慢ならぬ旨、訴えてはいたものの斉昭に「今は耐えよ」と諭されるも、野村常之介(西村雅彦)と同士を募り、先走った計画に及んだもよう。世情騒がしく、同士、同盟者でなくても志のあるものなら誰しもが「世の中を変えねば日本は滅びる」と早合点してしまう雰囲気の中での決行だったのだろう。が、斉昭は本音と建前、「大老を暗殺するとは幕府に弓を引く仕業じゃ。事件に関わったものは大罪に処せ・・・」と武田耕雲斎(榎本孝明)に断罪を命じる。

決行時、怪我を負った者は殆どが現場から少し離れたところで自害して果て、鉄之助(大沢たかお)達も逃亡生活を余儀なくされる。妻子に類が及ぶことを恐れた鉄之助は妻のふさ(長谷川京子)と息子の誠一郎(加藤清史郎)を藩への届出をせずにおいたが、容赦なく自宅への捜査が入る。一方、井伊襲撃の計画のために囲われたのか?匿ってもらうために愛人関係になったのか?いの(中村ゆり)という女性宅にも捜査の手が伸びる。そしていのは拷問のため刑死してしまう。

その後は悲惨なもので逃亡の果て、殆どの浪士、いや志士たちが斬首斬罪という極刑に処せられてしまう。「我々が捕らえられる謂れはない!」と金子孫次郎(柄本明)は憂国の信念が無駄ではなかったと自身へ言い聞かせるように、鉄之助(大沢たかお)たちの胸の中にも何のための決行であったのか?逃亡生活が長くなるにつれ心が折れそうになる。そして鉄之助は水戸烈士への軍資金提供や逃亡先の仲介などを行ってきた袋田村の大庄屋、桜岡源次衛門(本多博太郎)に匿われるなどして水戸藩領内を転々と潜伏した後、越後へと逃れた。

が、湯沢温泉で逃亡を助けてきた使用人与一(温水洋一)の自白により遂に捕らわれる。捕吏指揮官は水戸藩士、安藤龍介(北村有起哉)。罪人として捕縛はするものの敬意を示し、酒を振舞われ和宮が将軍家に嫁いで来た話とかをしたんやったかな?したら鉄之助(大沢たかお)が「わしも幕府を倒すのに力を貸したいがそれも叶わぬ夢だな・・・」と諦めとも安堵ともとれる淋しげな物言いで・・・牢屋から出されるシーンになり、斬首。そして時は移り晴れ上がった空の下、ぴーひゃららったった♪と官軍マーチが聞こえて来て官軍の隊列が桜田門に向かって歩いて行くシーン。

馬に乗った西郷隆盛(永澤俊矢)が感慨深げに「ここから始まったんじゃ・・・あっという間じゃった・・・」と呟き、烈士たちのそれぞれの最期がalanの主題歌「悲しみは雪に眠る」とともにエンドロール。いやぁ~桜田烈士も気の毒やけど、本懐は遂げたやん!もっと気の毒なんが、この日直弼の供周りに付いた彦根藩士は手傷を負うも生き延び、主君を守られへんかったって、全員斬首やったみたい・・・そんなん!只のとばっちりで気の毒過ぎるわ!

この映画、「前代未聞!」というセリフが何かにつけ多かったような気がするぐらいインパクトがあったのね。それは現代でいうところの官房長官が自衛隊は「暴力装置」とのたまった「はぁ!?」な珍事や無神経、非常識な類の事例どころではなく、天下が上や下への大騒ぎになるような事件が多かったからかなぁ?と自問したりして、思いを馳せれば幕末、そんなことあったらおかしいような事件が多発!それまで、幕府は勿論、主君のいうことって絶対やった訳やから、金子孫次郎(柄本明)のセリフで「我々が捕らえられる謂れはない!」という感覚?意識なんて無かったはずやから・・・

主君に異を唱えるなんて!あり得へんことでしょ?やのに人間の集団意識って恐ろしいよね?順応する早さっていうたらあなた!やわ。幕末ってあり得へんことがもあり得るようになるっていうことを山程証明した時代よね?正にラストシーンで西郷隆盛(永澤俊矢)が言った「あっという間じゃった」やわ!っていうか、どんな世の中だって時代に付いて行かれへんことはない訳や。と幕末についての個人的考察は置いといて、大沢たかおの殺陣が見れると踏んで行ったのに・・・遂に大沢たかおは刀を抜かず、桜田門外で寒さと武者震いに傘を差し震えてただけでした(がっかり)あ、でも鳥取で見逃せぬと真剣勝負を挑まれ直ぐに決着が着くぐらいの業を持ってました。

っていうかね、桜田門外周辺に違和感を覚えたのはDragonWomanだけ?あんな見通しのええところでよ、刀を抜いて斬りあってるねんよ!誰か通報しに行くとかさ、しかもちょっと走ったら(50mぐらい?)彦根藩邸やのによ!誰も通報せぇへんかったんやろか?な話やわ。で、決行間際、雪が降る中、後の世で桜田烈士と謂われた実行犯ら鉄之助を含む検視役の佐藤鉄三郎(渡部豪太)、岡部三十郎(渡辺裕之)らでウロウロして、怪しいいうたらない!その前に彦根藩サイドも水戸藩が何か仕出かすかも!っていう情報を入手し、直弼に注進すんねんけど、供周りの人数は決まってるからって却下すんのよ。アホちゃうか!

で、ゾロゾロと出て来た彦根藩サイド・・・袴の腿立ちを取って戦闘態勢万全ではあったものの、雪降って寒いし、逆に寒さで動かれへんのちゃう?と思わんでもないけど、膝のツボにやいと(灸)のあとを隠す三里あてがされてたから普段から動けるよう健脚にしてあるんやろか?とか、いやいや手も悴んで、上手いこと刀も使われへんのちゃう?とか、そもそも人を斬ったことがない武士が殆どの時代、そんな上手いこと人を斬れたんやろか?とか、雪降ってるから濡れんようにか?油紙のような羽織もん着てたりしてた。

「桜田門外の変」って3月3日の桃の節句でしょ?太陽暦やったら1月半ば・・・寒いよなぁ~老若男女ユニクロのヒートテックとか暖か肌着を首からつま先まで愛用している現代人からしたら刀のカバーぐらい外しとかなっ!と焦ってしまうぐらい深々と雪が降ってるの。それと、桜田門の外、割かし大通りなんやけど、その真ん中に掘っ立てた蕎麦屋があんねんね。あんなとこで商売してOKなん?とか、大沢たかおと中村ユリの中途半端な濡れ場はいらんのちゃう?とか(笑)

妻子役の長谷川京子と加藤清史郎も公開宣伝時にかなりの露出度やったけど、「え?アレだけ?」な出演シーン。あと初っ端と最後に桜田門を映すカメラが退きの映像に国会議事堂を挟んでるんやけど、アレってどういう意図なんかな?とか、しょ~もないこと考えながら見てしもた(汗)というのも、どれぐらい前になるかなぁ?NHKやったか?放送局がどこやったかも憶えてないねんけど、川谷拓三が関鉄之助を演じたドキュメンタリーみたいなドラマの「桜田門外の変」を見て強烈なインパクトを受けたことを思い出して、川谷拓三演じる関鉄之助が方言やったような・・・

あとは井伊直弼を暗殺しただけでなく首まで落としたっていうのが(驚)そこまでしたんかな?首級あげらんとあかん?見せしめ的、幕府衰退の現実的効果?でも、情報伝達手段が口伝しかなかった時代、暗殺の事実は伏されて病気扱いでしょ?何日か臥せった上での病死扱いで暗殺されたっていう事自体を知ってる人があんまり居らへんかったんちゃうやろか?という訳で超有名な「桜田門外の変」という暗殺事件の一部始終が見れる映画でした。歴史上の人物が何を成したなど時代小説や時代劇が好きで、人が時代を作ったと思い入れを強くしがちですが、実際は時代の流れの中、埋もれた立役者が幾人も居て、流れゆく時代に衝き動かされてるんやなぁ~と改めて思った作品でした。

桜田門外ノ変〈上〉 (新潮文庫)
桜田門外ノ変〈上〉 (新潮文庫) 小説は読んでないので機会があれば読んでみよう。

そうそうこの「桜田門外の変」の映画製作に水戸藩開藩四百年記念「桜田門外の変」映画化支援の会と銘打って茨城県、水戸市を挙げて全面協力、支援を行ってますね!何か熱さを感じ、神戸市民ながら神戸海軍操練所ぐらいしか幕末関連名所がないので水戸市応援してまうぅ~という訳で地域といえば全然映画には関係ない話やけど、桜田門外の変から110年後の1970年には水戸と彦根が和解して親善都市提携が結ばれてる!

そんな物語の舞台となった地域間の話で薩摩と長州、会津若松の和解はどうなんやろうって思ったら、未だ遺恨が残ってるみたいで山口県(長州)の商工会議所かな?から親睦会とかの申し入れなど、会津若松の商工会議所へのお誘いは全てお断りしてるとか・・・これは多分よ、藩主、藩士だけに留まらず会津討伐の際、民間人までが犠牲になるなど地域全体で辛酸を舐めさせられたという思いが強いから?とかって思うねんけど・・・北海道(斗南)でもえっらい目(不毛の地の開拓など)に遭ぉ~たみたいやし(気毒)


alan/悲しみは雪に眠る 映画「桜田門外の変」主題歌ですが、alanの楽曲って時代劇の主題歌多くない?

そんなことから今月公開になる映画「最後の忠臣蔵」でも御馴染みの赤穂市と吉良町はどうなんか?「松の廊下の元禄事件以降、交流のなかった吉良町と赤穂市ですが、平成2年に東京都墨田区長の仲介により「復縁」ができました」と吉良町のHPの記事になってるので無事和解したみたいです。という訳で、もう21世紀やし、幕末の遺恨をかなぐり捨てて(部外者の戯言やけど)今こそ攘夷!やと思うんよねぇ~右よりっていうんじゃなしに外国に依存せんと自国防衛力を強化しようよ!ね?

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